障害者宅の電気盗む 4年間…容疑の男立件へ 大阪
大阪府松原市の看板製造会社従業員の男(37)が、近くに住む体の不自由な1人暮らしの女性(65)宅から
無断で電気を引き込んでいたことが16日、松原署の調べで分かった。
少なくとも約4年間、電気を盗んでいた疑いがある。
女性は「犯人が隣人と分かり精神的にもショック」と話しており、同署は近く窃盗容疑で男を立件する方針。
女性は49歳のとき脳出血で倒れて以来、左半身が不自由で、身体障害者の認定を受けた。
月約15万円の生活保護と親族からの仕送りで生活している。
調べでは、男は約5年前、女性宅と棟続きの2軒隣に入居。約1年後、電気料金の滞納で送電を止められたが、
女性宅の屋外コンセントに約5メートルの延長コードを接続。電気を勝手に自室へ引き込み、
以前と変わらない暮らしをしていた。
男は出勤前に延長コードを自宅裏に隠し、夕方、仕事から戻ると再び差し込んで電気を盗んでいたという。
被害額は数万円とみられる。
女性宅は男の入居直後から電気料金が大幅に上がり、ブレーカーが落ちて停電する被害が頻発。
電力会社や家主などに相談して調べたが、原因は分からなかった。
今月6日、送電停止中の男の自室で蛍光灯がついているのを家主が目撃。
不審に思い調べたところ、電気の引き込みが発覚した。
通報を受けた松原署の事情聴取に対し、男は「電気料金が払えず、送電がストップして困っていた。
半年ぐらい前から電気を盗んだ」などと容疑を認めたという。
大学とかで、講義室のコンセントを使って携帯を充電する人が結構いますけど、
あれも確か電気を盗むことに値したと思います。
しかし、意味の分からない高額の電気料金に頭を抱えること数年、
かなり辛かっただろうと思います。
障害者の方に対する犯罪も、今回考えるべきことの一つでしょう。
本当は障害者が独り暮らし、という状況を作らないようにするのがベターなんでしょうけど。
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