うつ病:適切な治療を受けているのは1/4 学会、研修の実施検討
企業の合理化とコスト削減で、仕事量が増え、うつ病に悩む会社員も増えている。
きちんとした治療で完治も可能だが、「適切な治療を受けているうつ病患者は
全体の4分の1に過ぎない」(中根允文・長崎大学名誉教授)との指摘もある。
日本うつ病学会は適切な治療のできる精神科医の養成が急務だとして、
研修の実施を検討している。
うつ病は不適切な治療を続けると治療期間が長引き完治が望めない。
だが患者は精神科医というだけで「精神疾患全般を治せる」
と思いがちで、不適切な治療に気づかないという。
うつ病患者は別の医師に症状を改めて説明することが気疲れの原因となり、
セカンドオピニオンを嫌がる傾向にあり、
内科出身の富士電機システムズの産業医堀川さんは
紹介状に病状の経緯を書いた書類を添えている。
お薬ノートを見せ、経緯をA4 1枚に家族がまとめても参考になるという。
日本うつ病学会も、うつ病の治療が適切にできる医師の養成が急務だとして、
来年度から研修を行い、修了者には認定証を出すことを検討。
また、病院選びについて国立精神・神経センター武蔵病院の樋口輝彦院長は
「当面は大学病院や総合病院の精神神経科、うつ病専門の開業医にかかるのがよい」と話す。
(一部省略)
うつ病の治療は難しいようですね。
記事中の記述で省略した中に「うつ病の薬物治療は
単剤投与が基本」みたいなことが書かれていましたが、
どうも実際はいろんな薬が出されているようで
薬代や薬効の衝突が心配です。
医師を疑ってかかる、というのは適切でない気がしますが
今後の精神科医療はどうなるのか個人的に気になります。
半年前に行った病院実習が精神科病院だったもので……。
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