人類の危機「9時17分」 旭硝子財団アンケート
旭硝子財団が12日発表した「2006年地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」
によると、環境問題による人類存続の危機意識をみる「環境危機時計」の全回答者平均は、
これまでで最も針が進み、9時17分となった。昨年から12分進んでいる。
アンケートは1992年から毎年実施。世界各国の政府や民間の環境問題に携わる有識者が、
環境問題に対する取組についてどのように考えているかを明らかにすることを狙っている。
危機時計は、人類の危機の度合いを12時間表示で分かりやすく示したもので、
0時1分から3時までは「不安はない」、3時1分から6時までは「少し不安」、
6時1分から9時が「かなり不安」、9時1分から12時が「極めて不安」を示す。
危機時刻を考慮する際に、懸念材料となった項目としては「地球温暖化」が最も多い。
「森林破壊・砂漠化・生物多様性の減少」「水の枯渇・食糧問題」などが続いた。
危機時刻は92年の最初のアンケートでは7時49分。地球環境保全対策の進展により、
時刻が戻った年もあるが、傾向として年を追って進んでいる。
21世紀に入ってからは01年9時8分、02年9時5分、03年9時15分、
04年9時8分、05年9時5分となり、06年が9時17分となった。
今年のアンケートは、国内307人、海外348人の合計655人から回答を得た。
環境問題について取り上げてみます。
21世紀に入って“極めて不安”が続いていますが、
これを打開する術はあるんでしょうか。
地球温暖化、森林破壊、水の枯渇……
まずはひとりひとりの心がけでしょうかね。
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