【岩手・宮城内陸地震】自衛隊、撤収へ
岩手・宮城内陸地震で22日、自衛隊や警察などは2人が行方不明になっている宮城県栗原市の温泉旅館
「駒の湯温泉」などを引き続き捜索した。しかし、悪天候で捜索隊を乗せたヘリが現場まで飛べなかったほか、
現場では雨による中断を余儀なくされ、この日も新たな行方不明者を発見できなかった。
自衛隊はこの日で行方不明者の捜索から撤収。23日以降は、警察と消防が捜索を続行する。
栗原市では、今後の余震や降雨により人家に危険が及ぶおそれがあるとして、新たに市内の30世帯102人に避難勧告を出した。
また、宮城県の依頼を受け、県内の被災地を視察した独立行政法人土木研究所は同日、
いずれの土砂ダムも当面土石流の心配はないとする見解を明らかにした。視察した藤沢和範・同研究所上席研究員は
「(土砂ダムは)川の傾斜が緩く、比較的大きな岩石が積もっているため、小さい石が流れても押しつぶされる可能性が高い」としている。
行方不明者の捜索から自衛隊が撤収することに関して、宮城県の村井嘉浩知事は
「栗原市長からは『最後の1人まで』と要請があったが、生存者がいる可能性が低い状況を考えると、
自衛隊に本来の任務以外のところで無理をお願いするのは難しいと判断した。苦渋の選択だった。
これからは自衛隊にしかできない仕事で協力を要請してゆく」と話した。
行方不明の人がいる中での撤収。
ある意味で見切りをつけられた、ということですが、これも決断だったのでしょう。
今後は被災者のケアだけでなく、二次災害にも注意しなければいけません。
そのあたりで土砂ダムの件など、まだ多くの課題があります。
何にせよ、これ以上被害が増えて欲しくないです。
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