行方不明者の捜索再開=7人生き埋めの温泉など-岩手・宮城内陸地震
14日に発生した岩手・宮城内陸地震で、宮城県警などは15日早朝、
7人が生き埋めになったとみられる同県栗原市の「駒の湯温泉」などで、行方不明者の捜索を再開した。
これまでに地震の死者は6人、行方不明者は11人となっている。余震は続き、午前5時までに震度1以上が240回を超えた。
岩手、宮城両県の避難所では、住民らが不安の中で夜を明かした。
ほかに捜索を再開したのは、作業員1人が生き埋めになった栗原市の工事現場や、
車が土砂に埋もれている同市の湯浜温泉付近。
日本は地震大国ということを、改めて思い知らされた今回の地震。6人の死者にお悔やみ申し上げます。
東南海地震の危険性もだんだん高まってきた中、この東北での地震。
地震予知の警報も震源地近くでは遅れたということで、このあたりの対策も重要となってくるでしょう。
こんな記事も。
秋田・湯沢が29センチ移動=地殻変動の影響、中越沖以上
>地殻変動による基準点の移動量としては、新潟県中越沖地震(最大で約17センチ)を上回る規模という。
【追記】1月に書いた記事を更新しました
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無題
揺れの原理上、震源に近いほど揺れ始める時間も早くなるので、震源に近いところでは速報が届くのは揺れと同じくらいに時刻になってしまいます。この点に関しては対策のしようがありません。
緊急地震速報の本質は、電車やエレベーター等の自動制御が働いてるシステムに働きかけ、減速するなり最寄りの階に停止させるなりして被害を防ぐことです。
時速100km付近で走ってる電車が何本も揺れで脱線でもしようものなら、下手をするとそれだけで死者数百人という事態になりかねません。
震源の最寄りの地震計まで地震波が達しなければ、地震速報を出すことは不可能です。
地図とにらめっこしつつ今回の場合を簡単に計算してみましたが、震央(震源の直上)に地震計があったとしても、地震波が地震計に達するのと震央から50km程度離れたところに達するのの時間差は6秒程度です。
震源から50km程度離れたところに住んでる友人から、速報がテレビに表示されるのと同時に揺れが来たという証言を得たので、6秒以内に予報を出せたようです。
たった6秒で予報を出せたのは凄いことだと思いますよ。
地震波は秒速5~7kmで伝わってくるので、震源から1000km離れていたとしても、地震発生から揺れが到達するまでに3分くらいしか余裕がありません。
人為的な対策はほぼ不可能だと思いますよ。
だから日頃からの心がけが大切になる訳です。
地震の発生そのものを予報するのは、1年後の天気を分単位で予報するのと同じくらい難しいはずなので、予報をみて人為的な対策が取れるようにするには、まだ百年単位で時間が掛かるかもしれません。
緊急地震速報の本質は、電車やエレベーター等の自動制御が働いてるシステムに働きかけ、減速するなり最寄りの階に停止させるなりして被害を防ぐことです。
時速100km付近で走ってる電車が何本も揺れで脱線でもしようものなら、下手をするとそれだけで死者数百人という事態になりかねません。
震源の最寄りの地震計まで地震波が達しなければ、地震速報を出すことは不可能です。
地図とにらめっこしつつ今回の場合を簡単に計算してみましたが、震央(震源の直上)に地震計があったとしても、地震波が地震計に達するのと震央から50km程度離れたところに達するのの時間差は6秒程度です。
震源から50km程度離れたところに住んでる友人から、速報がテレビに表示されるのと同時に揺れが来たという証言を得たので、6秒以内に予報を出せたようです。
たった6秒で予報を出せたのは凄いことだと思いますよ。
地震波は秒速5~7kmで伝わってくるので、震源から1000km離れていたとしても、地震発生から揺れが到達するまでに3分くらいしか余裕がありません。
人為的な対策はほぼ不可能だと思いますよ。
だから日頃からの心がけが大切になる訳です。
地震の発生そのものを予報するのは、1年後の天気を分単位で予報するのと同じくらい難しいはずなので、予報をみて人為的な対策が取れるようにするには、まだ百年単位で時間が掛かるかもしれません。
久しぶりの長文コメですな
「私だ!」全部から見て。
確か、れび君はこのへん(地震とか)が専門だったような(記憶違いならすいません)……その点を踏まえてコメントしていただいてありがとうございます。
うー、1000km離れていても3分しか余裕が無い。そうなると、記事本文で私が書いた意味の「人為的な対策」は無理……。ふむふむ。
>予報をみて人為的な対策が取れるようにするには、まだ百年単位で時間が掛かるかもしれません。
東南海地震に間に合わない可能性が大!どうしようかしら。って、これこそ“日頃からの心がけが大切”なんですよね。
確か、れび君はこのへん(地震とか)が専門だったような(記憶違いならすいません)……その点を踏まえてコメントしていただいてありがとうございます。
うー、1000km離れていても3分しか余裕が無い。そうなると、記事本文で私が書いた意味の「人為的な対策」は無理……。ふむふむ。
>予報をみて人為的な対策が取れるようにするには、まだ百年単位で時間が掛かるかもしれません。
東南海地震に間に合わない可能性が大!どうしようかしら。って、これこそ“日頃からの心がけが大切”なんですよね。
無題
たとえ話でいうと、
緊急地震速報とは、火事が起きた直後に風向き等を考慮し、延焼してきそうな地域の人に警告を発して避難させるようなシステムです。
世間一般が勘違いしている緊急地震速報とは、「3日後の12時18分43秒に5丁目の○○さんの家から出火するから予め避難しておくように」という予報を出すようなシステムです。
つまり完全に別物です。
「速報」であって「予報」ではありません。
緊急地震速報とは、火事が起きた直後に風向き等を考慮し、延焼してきそうな地域の人に警告を発して避難させるようなシステムです。
世間一般が勘違いしている緊急地震速報とは、「3日後の12時18分43秒に5丁目の○○さんの家から出火するから予め避難しておくように」という予報を出すようなシステムです。
つまり完全に別物です。
「速報」であって「予報」ではありません。
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