巨人、悪夢の3連敗で5年ぶりの日本一ならず…V旅行も自粛
(セ・クライマックスシリーズ第2S第3戦、巨人2-4中日、中日3勝、20日、東京ドーム)
歓喜に沸く落合竜の選手たちを、原監督は両手に腰をあてて見つめ、そして背を向けた。
昨年10月10日に胴上げを見せつけられたのと同じ屈辱感が襲う。
144試合のペナントレースを制したのは原巨人だったが、クライマックスシリーズで悪夢の3連敗。
5年ぶり日本一への階段を途中で踏み外した。
「粘り強く戦ったが、短期決戦においてジャイアンツの力を出せなかった。
精一杯戦ってペナントレースを制することができた事実は、選手には胸を張ってほしい」
高橋由が2戦連続の欠場。最後の砦・高橋尚が四回、ウッズに逆転3ランを被弾して勝負あり。
3戦とも先発投手が序盤に失点し、岩瀬に締められる最悪の展開。
前日までの守乱に加え、この日は九回に代走で出た一走・古城が左飛で帰塁できないなど、ミスも多かった。
5年ぶりにセ・リーグ優勝を果たしながら、実質的には2位。
あまりにも悔しい幕切れに、優勝旅行も行われないことになった。
旅行代金に相当する金額がボーナスとして選手やスタッフに手渡される予定だが、
V旅行の喜びはお金では買えないもの。公約の「奪回」が中途半端に終わった巨人のオフは
味気ないものになりそうだ。
それでも、指揮官は前を向く姿勢を忘れなかった。
「意義ある2007年度だった。よく戦ったことに誇りを持ってほしい。
2008年はどういうメンバーになるかわからないが、2007年を教訓に戦っていこう」
試合後、約20分間のミーティングで原監督は選手にこう語りかけた。
短期決戦、初のクライマックスシリーズの怖さを思い知らされた2007年。
真の「奪回」は来季へと持ち越された。
クライマックスシリーズは、これがあるから怖い。
毎年毎年この制度のせいでホークスが苦汁をなめさせられていますが、
ジャイアンツも同じような運命になりましたね。
しかし、今年の巨人は中日に良く打たれてしまったと思います。
ウッズ(成績)や森野(成績)だけ見ても、
特に巨人戦でよく打っています。
「特に苦手」とするチームを作ってしまったことが敗因の一つではなかろうかと考えています。
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